2026年2月14日、沖縄・宜野座にて阪神タイガースと東北楽天ゴールデンイーグルスによる練習試合が行われました。昨季の課題克服と新戦力のテストを兼ねたこの一戦は、中盤まで阪神が主導権を握る展開となりましたが、終盤に楽天の猛攻を受け、逆転を許す結果となりました。
■ 試合結果の概要
試合は阪神タイガースが 4 – 7 で楽天イーグルスに敗れました。阪神は5回に一挙4点を奪い試合を優位に進めましたが、6回に楽天の小郷裕哉選手に逆転3ラン本塁打を浴びるなど、リリーフ陣が踏ん張りきれず逆転負けを喫しました。
■ 得点経過
試合が動いたのは5回裏、阪神の攻撃でした。
一死一二塁のチャンスを作ると、中川勇斗選手がレフトへ先制のタイムリーヒットを放ち1点を先制。続く中野拓夢選手もライトへタイムリーを放ち2点目。さらに満塁から押し出し四球、髙寺望夢選手のタイムリーヒットも飛び出し、この回一挙に4点を奪う集中打を見せました。
しかし直後の6回表、楽天が反撃に出ます。二死満塁から武藤敦貴選手、佐藤直樹選手の連続タイムリーで3点差に詰め寄られると、代打・小郷裕哉選手にライトスタンドへ運ばれる3ラン本塁打を許し、4 – 6 と逆転されました。9回にも犠牲フライで1点を追加され、最終的に4 – 7 となりました。
■ 投手陣の投球内容
才木浩人投手
先発マウンドに上がったエース・才木投手は、格の違いを見せる投球を披露しました。力強いストレートと鋭いフォークを織り交ぜ、楽天打線を寄せ付けない圧巻の立ち上がり。開幕投手に向けた順調な仕上がりを証明しました。
継投陣の課題
5回から登板した林優樹投手や中込陽翔投手が、楽天打線の勢いを止められませんでした。特に二死からの失点が重なった点は、実戦ならではの「粘り」という面で課題が残りました。最終回に登板した富田蓮投手も失点を許すなど、リリーフ陣の層の厚さが問われる結果となりました。
■ 野手陣の注目選手
新外国人・キャム・ディベイニー選手
「3番・遊撃」でスタメン出場したディベイニー選手は、この試合でも攻守にわたって注目を集めました。打撃では四球を選ぶなど、選球眼の良さを見せましたが、快音を響かせるまでには至りませんでした。守備では堅実なプレーを見せており、実戦感覚を養っている段階と言えます。
若手の台頭
5回に先制タイムリーを放った中川勇斗選手、そしてマルチ安打を記録した中野拓夢選手など、上位打線の繋がりは今季の得点力向上を期待させるものでした。また、代走から出場した福島圭音選手が盗塁を決めるなど、機動力を活かした攻撃も随所に見られました。
■ 今後の展望と課題
5回に見せた集中打は、打線のつながりを重視する今季のチーム方針を象徴するものでした。一方で、一度火がついた相手打線を止められなかった守備・投手陣の粘りが次戦以降の修正ポイントとなります。特に6回の逆転劇は、二死からの連打だっただけに、アウト一つを取る重みを再確認する機会となりました。

